機械式時計は、ゼンマイ仕掛けの時計

機械式時計は、ゼンマイ仕掛けのです。今は世界中の時計のほとんどは電気や電池で動きます。セイコーのG-SHOCKなどの電波時計も電気や電池で動きます。
でも、今から40年ほど前までの時計はゼンマイで動く機械式時計でした。機械式時計は今のように大量生産することができず、
1個1個を時計職人が組立て調整していた手作りの貴重品だったのです。ゼンマイを巻き上げると、歯車が回転を始め、チリチリとゆるやかに機械式時計の針が動き始めます。
このようなゼンマイ仕掛けの時計を「機械式時計」といいます。
針や歯車の回転を一定に保つ調速機構やカレンダー、複雑なストップウォッチ機能のすべてが、電気やモーターを一切使わないゼンマイ仕掛けの機械なのです。

機械式時計のムーブメント構造

機械式時計のムーブメント構造は難しそうな以外と単純です。ゼンマイのほどける力が歯車に伝わって機械式時計の針が動くのですが、主な構成部品は以下のようなパーツです。
香箱車(こうばこぐるま):機械式時計の動力源のゼンマイが入っています。ゼンマイがほどけることで回転し、動力を歯車に伝えます。
二番車:分針が付きます。機械式時計の中心にあり、1時間で1回転します。
三番車:機械式時計の動力仲介役の歯車です。
四番車:秒針が付きリンクします。
ガンギ車とアンクル:脱進機を構成。テンプに振動するために力を与え続けるとともに、テンプからの規則正しい振動で輪列を制御します。
テンプとヒゲゼンマイ:調速機を構成。等時性のあるヒゲゼンマイの伸縮でテンプが規則正しい振動を繰り返します。

機械式時計オリエント

機械式時計は、ゼンマイをリューズで巻かなくてはいけない「手巻き」と、ローター(回転錘)が腕の振りによって回転しゼンマイを自動的に巻き上げる「自動巻き」の2種類大きく分類されます。
機械式時計から電気や電池で動くタイプの時計が増えたことからも分かるように機械式時計とは言え、手入れが楽な自動巻きが主流です。
細部まで伝統的なこだわりを持った高級機械式腕時計には手巻き式時計が今の時代でも多く、時計愛好家には毎日ゼンマイを巻かなくてはいけない手巻き式が好まれます。
機械式時計としては、和製ムーブメントを好む芸能人にもファンの多いブランド『ORIENT オリエント』などが数少ない日本国内ブランドの中でも有名ですね。
海外に目を向ければ、機械式時計として有名なメーカーにはランクミュラー、パテク・フィリップ、ジャガー・ルクルト、ブランパン、ゼニス、IWC、ブレゲ、ジラール・ペルゴ、ランゲ、グラスヒュッテなどがあります。

Copyright © 2007 機械式時計のゼンマイ仕掛けと構造